皆さまこんにちは!
耐震解析室営業マンの明田です!
前回はわたくしが耐震解析室の営業マンになるまでを、つらつらと書かせていただきました。
今回のブログでは、実際の営業をしていて頂いたお声を紹介していきます!
わたくしが回らせていただいているのは、基本工務店様です。
各地域で活躍されている工務店様に、「構造の耐震性」という部分でお手伝いできることはないかと、日々ご提案させて頂いております。
お話しの中でよく聞くお声としまして、
「そこまでする必要あるの?」 「うちの建てる家がダメってこと?」
「コストが高い」 「興味ない」
この4つが挙げられます。
①「そこまでする必要あるの?」「うちの建てる家がダメってこと?」
必ず、しなさい!!という事でもないですし、建てた家が粗悪という事ではありません。
建築基準法内に「建築前に三次元耐震解析をする事」のような文章はありませんから。
ただ、御客様により納得・安心して頂くためには、やっておいて絶対損はないものです。
実際、御客様から耐震について伺う声は増えてきています。
建築基準法に則っているだけでなにも取り組みしていないとなれば、SE構法や制振ダンパーなどを勧めている他社に受注が流れてしまいます。
そうならないよう、新しい技術である“耐震性の見える化”を導入して他社との差別化を図るり、御客様へ更なる安心感をご提供できるようになります。
②「コストが高い」
構造計算に三次元耐震解析を+αしているので、当然構造計算だけのところよりは高くなります。
我々は単純に構造計算をかけているわけではなく、構造計算の数値結果が本当に大丈夫なものなのかを、三次元耐震解析で確認するという作業を行っております。
また、構造計算上OKでも三次元耐震解析では倒壊や破損個所が多いなどあるので、
耐力壁の配置替えや数の増減を繰り返し、耐震性に優れた構造体を検討しています。
より耐震性に優れた構造体にするには、“構造計算と三次元耐震解析の反復作業”が必要になってくるのです。
単純に構造計算を依頼されて、計算して提出する業者とは全くの別物です。
③「興味がない」
絶句です。
三次元耐震解析に興味がないというより、構造そのものを理解しようとしていないように見受けられます。
そういうところはデザインや設備などで売っているのでしょう・・・
そこに住む人の事よりも、自分たちが建てる家の意匠性のほうが重要と考えているか、
構造をすべて設計士に丸投げしているため、構造の事については無知のどちらかです。
すべて丈夫な構造体の上成り立つものという認識になってほしいものです。
営業を回っていて私が感じたことは、
耐震については頭ではわかっているが、行動に移せていない工務店様が数多くいるということです。
その中には、なんとかしたいやどれを採用していけばいいかわからないなどの、前向きなお悩みもありますが、御客様ファーストでなく自社利益ファーストの無責任な考え方も多く見受けられました。
前回・前々回の清水・山下のブログでもありましたように、
建築基準法は最低レベルしか定めていないという事への理解と、それを超越する耐震性の普及に努めていく次第です。
次回は、エンドユーザー様との会話の中でのお声を紹介します!
それでは!